118国試の気になる新ワードをピックアップ!【基礎系・臨床系科目編】

国試対策

はじめて出題された注目ワードや出題のされ方を解説する「気になる新ワードをピックアップ!」、今回は「基礎系・臨床系科目編」です!

 

A56 小児の歯科治療時の行動分類(Franklの分類)

Frankl分類は、歯科治療に対する小児の行動的反応の分類法です。行動療法(模倣療法、脱感作療法)の効果判定などに応用されています。
1〜4度に分類され、1度および2度は不協力的な態度や行動で、3度および4度は協力的な態度や行動となります。それぞれ整理しましょう。

1度(明らかに負の反応):拒否、号泣、恐がる
2度(負の反応):躊躇、不協力
3度(正の反応):慎重ではあるが治療を受けられる
4度(明らかに正の反応):親しみ、興味をもち楽しんでいる

Frankl分類という用語は初出題でしたが、類似テーマは108C23で既出(小児の外部行動の指標)です。患児の取り扱いを学んでいくなかでこのような指標も使われているということを念頭においておきましょう。

 

 

B34 腺性歯原性嚢胞   D78 歯牙腫、集合型/歯牙腫、複雑型

歯原性ならびに顎顔面骨腫瘍のWHO分類、顎骨領域の嚢胞のWHO分類はすでに第5版(5th,2022)が出ていますが、今回の国試では第4版(4th,2017)の病名で出題されました。新旧どちらで問われてもわかるように学習しておきましょう。

 

 

B85 立効散

ついに漢方薬が正解選択肢で出題されました。

今回出題された「立効散」は歯痛や抜歯後の疼痛に適応があります。
以前の歯科保険適応の漢方薬は11種類でしたが、2025年2月時点では、平胃散(適応:口内炎)と桂枝加朮附湯(適応:三叉神経痛、口腔・顎顔面領域の神経痛、顎関節症)が追加され、13種類に増えています。

漢方薬について過去の記事でもとりあげているので確認しておきましょう!

 

 

C82 健やか親子21(第2次)

115B30で選択肢のなかに登場したことはありますが、健やか親子21(第2次)としての出題は初めてです。

健やか親子21(第2次)とは、「すべての子どもが健やかに育つ社会」の実現をめざして設定された母子保健の国民運動計画です。
3つの基盤課題と2つの重点課題が設定されています。

【基盤課題】
基盤課題A:切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策
基盤課題B:学童期・思春期から成人期に向けた保健対策
基盤課題C:子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり

【重点課題】
重点課題1:育てにくさを感じる親に寄り添う支援
重点課題2:妊娠期からの児童虐待防止対策

また、健やか親子21(第2次)について過去の記事でもとりあげているので確認しておきましょう!

 

 

D26 CPI(WHO、2013年)

初めてCPI変法に特化した内容が出題されました。

CPI変法は2013年にWHOから考案されました。診査部位は全歯で、(集団検診の評価は簡便化のため従来のCPIの代表歯で行います)評価の方法が歯肉出血と歯周ポケットの2つに分けられています。

従来法との違いにも注意しながら確認しておきましょう。

 

 

いかがだったでしょうか?

基礎系・臨床系科目では「小児の歯科治療時の行動分類(Franklの分類)」や具体的な漢方薬として「立効散」が初めて出題されましたが、それ以外は新ワードといえるものは全体的に多くはありませんでした。用語として見るのは初めてでも内容的には過去に問われているものがほとんどといえます。
今回の国試では、これまでよりも難易度やテーマ設定・解釈の幅に広がりがみられました。最新版ではなく旧版の分類から出題されたものもありました。学習範囲に悩む方もいるかもしれませんが、今後も過去の出題を改変した問題は続くと予想されます。
麻布デンタルアカデミーの参考書NewTextは、過去35回の国試を分析&凝縮した参考書で、最新回+15年分の出たところがひと目でわかるようになってます!新ワードやテーマの周辺知識にもしっかりふれていますので、国試の出題範囲の広さや深さをあらためて確認してみてください!

デンスタ記事でとりあげたテーマ(「TNM分類」A-39、「インプラント」A-89、「プライヤー」C-44、「嚥下訓練」C-85)も多く出題されていましたので、あわせてご覧ください!

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