【暗記チェック!!】12誘導心電図① 国試で近年みかける12誘導心電図。まずは基本の確認からはじめよう!

国試対策

国試対策に役立つテーマを解説するKEYWORD LECTURE、今回からは「暗記チェック!」として、国試で頻出のテーマをとりあげていきます。
6年生で覚えてなかったらちょっと心配!4〜5年生からちゃんと覚えておくとちょっと安心!そんなテーマをピックアップしていく予定です。

前回は基本となる「心電図」に関して解説しましたが、今回は心電図の種類の一つである12誘導心電図について確認していきましょう!

 

心電図の種類

まず、心電図には種類があることを知っていますか?
心電図はおもに12誘導心電図、モニタ心電図、運動負荷心電図、Holter心電図があります。
12誘導心電図は12種類の波形が得られるため、心臓の異常が起こっている部位を特定することができます。不整脈や虚血性心疾患などの診断に適しています。
モニタ心電図は3点誘導の場合3つの電極を貼って、12誘導心電図の波形のうちⅡ誘導に近い波形をみます。長時間のモニタリングに適しています。
運動負荷心電図は運動負荷をかけることで、安静時ではみられない心筋虚血や不整脈などを検出します。
Holter心電図は小型の心電図記録器を体にとりつけて24時間心電図を記録する方法で、安静時狭心症や発作性不整脈を検出します。

心臓の電気活動は立体的であるため、さまざまな方向から観察する必要があります。その方法として心臓の電気活動を12方向から観察して記録するのが12誘導心電図です。12誘導心電図は肢誘導胸部誘導の2つから構成されています。

 

肢誘導(四肢誘導)

肢誘導(四肢誘導)とは、右手(赤)、左手(黄)、右足(黒(アース))、左足(緑)に電極を付けてそれぞれの電位差をみるものです。肢誘導では双極誘導である標準肢誘導(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)と単極肢誘導(aVL、aVF、aVR)を記録します。各誘導と電位の観察方向は下の図のようになります。

肢誘導と電極の関係】

 

胸部誘導

胸部誘導とは、胸部に電極を付けて電位差をみるものです。水平面での心臓(心筋)の電気活動を観察します。
電極の位置は以下の表のようになります。電極の色も覚えておきましょう。胸部誘導の電極の位置については国試でも出題されました(115A48)!

誘導名 電極装着位置 電極の色
V1 第4肋間胸骨右縁
V2 第4肋間胸骨左縁
V3 V2とV4の中間点
V4 第5肋間と左側鎖骨中線の交点
V5 V4と同じ高さの水平線と左前腋窩線の交点
V6 V4と同じ高さの水平線と左中腋窩線の交点

胸部誘導と電極の関係】

胸部誘導の電極は右室から左室まで取り囲むようにして配置されています。

V1とV2は右室前壁と左室後壁
V3とV4は心室中隔と左室前壁
V5とV6は左室側壁
の電位を観察します。

胸部誘導を上から見た図(模式図)】

 

 

次回は応用編として、心筋虚血が起こっている部位を12誘導心電図から考えてみましょう!

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