歯科器材オールガイド
今回は抜歯鉗子について解説!

何に使う?
抜歯鉗子は、歯冠を把持して力を加えることによって歯を脱臼させて抜去する器具です。
使用する歯種ごとに形状が異なります。抜歯鉗子は術者が握る部位である把柄部と、歯冠を把握する部位である先端部(嘴端部)に分かれます。抜歯鉗子を見分ける際は先端の形状に注目します。

国試ではどう問われている?
101B109
鉗子による抜歯で回転運動を基本とするのはどれか。2つ選べ。
a 上顎中切歯
b 下顎側切歯
c 上顎犬歯
d 上顎第一小臼歯
e 上顎第二大臼歯
答え AC
他にも101D34、110A26などでも抜歯鉗子に関して出題されています!
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臨床では?
抜歯鉗子での抜歯は嘴端部を歯冠の最大豊隆部より下の歯頸部に適合させて、しっかり把持しつつ基本的に頰舌的な揺さぶりによって脱臼させます。
上顎前歯や下顎小臼歯は単根でかつ円錐状であるため、回転運動も効果的です。

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- 急に強い力を加えると歯の破折や歯槽骨骨折の恐れがあるため、ゆっくりと持続的な弱い力を加えるようにします。
- 舌側には歯の落下などに備えて、ガーゼなどを添えるようにします。
- 修復物や補綴物は、鉗子で力を加えると容易に脱離・破折してしまうため、しっかりと歯質を把持するようにします。また、歯冠崩壊が著しい場合など状況に応じて挺子(ヘーベル)の使用を検討しましょう。
この器材が出てくる処置
●抜歯
関連する器材
●挺子(ヘーベル)
科目
●口腔外科学
参考・出典
『NewText⑦外科・放射』の「口腔外科学」Chapter13-03抜歯とその手技で詳しく解説しています。
また、デンスタ記事 【整理しておこう!】抜歯の器具と手技①でも、鉗子の使い分けから切開線の設定まで抜歯のポイントを解説しています。あわせて確認してみましょう!