【暗記チェック!】インプラントの基本③ 連結機構と上部構造の固定様式を解説!

国試対策

第3回はアバットメントとインプラント体の連結機構と、上部構造の固定様式についてです!

 

1.アバットメントとインプラント体の連結機構

連結機構はインターナルコネクション(内部連結機構)とエクスターナルコネクション(外部連結機構)があります。

 

インターナルコネクション

インターナルコネクションは、インプラント体内部に回転防止機構があり、インターナル・バットジョイントインターナル・テーパードジョイントに分けられます。

 

エクスターナルコネクション

エクスターナルコネクションは、インプラント体外側に回転防止機構があります。

 

連結機構の比較について表で確認しましょう。

なお、現在はインターナルコネクション型の連結機構が主流です。

 

 

2.上部構造の固定様式

上部構造の固定様式は、スクリュー固定式セメント固定式があります。
スクリュー固定式は咬合面のアクセスホールからスクリューを挿入して、上部構造とアバットメントを固定します。
セメント固定式は上部構造とアバットメントをセメントで固定します。着脱の自由度の観点から、セメントは仮着用セメントが望ましいとされています。
現在は審美性や技工・臨床操作の簡便さからセメント固定式が主流となっています。

また、インプラント体-アバットメント-上部構造の固定様式としてダイレクト構造インダイレクト構造に分けられます。ダイレクト構造は上部構造とインプラント体を直接連結する様式で、インダイレクト構造は、インプラント体とアバットメントを連結した上に上部構造を連結する様式です。
スクリュー固定式はダイレクト構造とインダイレクト構造がありますが、セメント固定式はインダイレクト構造のみです。

 

 

第1回から第3回まで、インプラントの基本を解説してきましたが、理解できましたか?
最終回となる次回は国家試験の問題を実際に解いてみましょう!

 

 

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