
前回の解説をふまえて、チェックバイトと咬合器調節についての国家試験の問題を解いてみましょう!
115B24
72歳の女性。上下顎全部床義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。義歯は5年前に製作したという。診察の結果、全部床義歯を新製することとした。通法に従い咬合採得後、半調節性咬合器に模型を装着した。装着後、ある下顎位における咬合記録を採得し、咬合器を調節することとした。調節のための咬合記録時の写真(A)と半調節性咬合器の写真(B)を別に示す。

この記録を用いて調節するのはどれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
解答 A、C
解説
右側方位でチェックバイトを採得していることから、非作業側(平衡側)である左側の矢状側方顆路傾斜角と側方顆路角を調節することがわかります。

110D17
72歳の男性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。全部床義歯製作中の検査結果の写真(A)を別に示す。検査後、矢印で示す位置における顎間関係記録を採得した。顎間関係記録採得時の写真(B)を別に示す。

この記録を用いて咬合器上で調節するのはどれか。1つ選べ。
a 矢状切歯路角
b 右側平衡側顆路
c 左側作業側顆路
d 左側平衡側顆路
e 右側側方切歯路角
解答 B
解説

写真の矢印は左側限界運動路を示しています。
左側限界運動路でチェックバイトを採得していることから、非作業側(平衡側)である右側の矢状側方顆路傾斜角と側方顆路角を調節することがわかります。

チェックバイトと咬合器調節について整理できましたか?
実習で触れる機会なども大切にして、知識を定着させていきましょう!