【歯科国試・CBT対策】歯科器材オールガイド#012 パルスオキシメータ

国試・CBT対策

歯科器材オールガイド

今回はパルスオキシメータについて解説!

 

何に使う?

パルスオキシメータは、血液中の酸素飽和度(SpO₂)と脈拍数を非侵襲的に測定する医療機器(管理医療機器、特定保守管理医療機器)です。おもに呼吸状態や循環状態を把握するために使用します。 

パルスオキシメータは、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの赤外線と赤色光(可視光線)の吸光度の違いを利用しています。
酸化ヘモグロビン(HbO₂)は赤外線を多く吸収し、赤色光の吸収は少なく、還元ヘモグロビン(Hb)は赤色光を多く吸収し、赤外線の吸収は少ないという特性があります。このような吸光度の違いをもとに、血液中の酸素飽和度が算出されます。

パルスオキシメータの原理は日本の青柳卓雄氏によって発明され、安全かつ簡便に酸素飽和度を測定できる医療機器として世界中で使用されています。

 

国試ではどう問われている?

103C129、130

次の文により129、130の問いに答えよ。
モニター中の写真を別に示す。

129 測定しているのはどれか。2つ選べ

a 血 圧
b 脈 拍
c 体 温
d 動脈血酸素分圧
e 動脈血酸素飽和度

答え BE

 

130 歯科治療の際、写真の対応が必要なのはどれか。2つ選べ

a 自閉症
b 白血病
c 脳性麻痺
d Fallot四徴症
e ネフローゼ症候群

答え CD

他にも、110C101、112C84、112D49、114D32、115C32、115D76、117B18などでもパルスオキシメータに関して出題されています。
「実践」で解説も確認してみましょう。

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【実践 for iPad 使い方講座 応用編③】復習に[付箋]と[問題セット]を活用しよう!
【FAQ】付箋の名前を変更する方法を知りたいです。

復習の際に、ぜひ活用してみてください!

 

臨床では?

使用例

静脈内鎮静法:鎮静深度が深くなりすぎると、呼吸抑制や舌根沈下による気道閉塞が起こるリスクがあります。パルスオキシメータによりSpO2と脈拍をモニタリングすることで異常の早期発見に役立てます。

高齢者・全身疾患を有する患者の歯科治療:高齢者および心疾患や呼吸器疾患を有する場合、低酸素状態に陥るリスクが高いため、モニタリングが必須です。

睡眠時無呼吸症候群:簡易検査や口腔内装置の効果判定などに使われます。

摂食嚥下訓練時:誤嚥や呼吸障害を早期に発見し、訓練を安全に行うために使用します。

 

使用時の注意点

・赤色光の透過が妨げられ正確に測定できないため、ネイル(マニキュア、ジェルネイル、ネイルストーン含む)や付け爪などは落とします。
・指先が冷えている(血行が悪い)と測定が不安定になるため、腕や指を温めてから装着するようにします。
・測定値の反映までややタイムラグがあるため、値が変化していなくても呼吸状態を常に観察する必要があります。
・血圧測定時に血圧計のカフが膨らむ際に血流が途絶えて測定できなくなるため、パルスオキシメータは血圧計のマンシェットを装着した腕とは反対側の手指に装着します。

 

関連する器材

動脈血ガス分析装置

生体情報モニタ

 

科目

歯科麻酔学

 

参考・出典

NewText2026⑧高齢者・麻酔』の「歯科麻酔学」Chapter06-02パルスオキシメータで詳しく解説しています。

 

 

 

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