【歯科国試・CBT対策】歯科器材オールガイド#011 半調節性咬合器

国試・CBT対策

歯科器材オールガイド

今回は半調節性咬合器について解説!

 

何に使う?

咬合器は頭蓋に対する顎および歯列の位置関係を再現する器具(一般医療機器)です。
咬合器は顆路型咬合器と非顆路型咬合器に大別されます。顆路型咬合器は平均値咬合器と調節性咬合器があり、調節性咬合器はさらに半調節性咬合器と全調節性咬合器に分けられます。
今回は、さまざまある咬合器のうち半調節性咬合器について解説します。

半調節性咬合器は、矢状顆路角、側方顆路角(Bennett角)、矢状切歯路角の調節ができます。作業側顆路角は半調節性咬合器では調節できません。
また、調節性咬合器は関節部の構造によってアルコン型とコンダイラー型に分けられます。
アルコン型は顆頭球が下弓にあり、生体と同じ位置関係です。生体と同じように、矢状顆路傾斜角は開口しても変化しません。
コンダイラー型は顆頭球が上弓にあり、生体とは逆の位置関係です。矢状顆路傾斜角は開口に伴って変化します。

 

国試ではどう問われている?

105C92

咬合器の写真を別に示す。

調節するのはどれか。2つ選べ

a Fischer角
b Bennett角
c Balkwill角
d Bonwill三角
e 矢状顆路傾斜角

答え BE

他にも、107A38、112B64、112C36、115A51、115B24などでも咬合器に関して出題されています。
「実践」で解説も確認してみましょう。

アプリ「実践 for iPad」で記事の問題番号を検索したら、付箋機能で保存しておくと、あとで「器材系問題」をすべて集めることができます!

【実践 for iPad 使い方講座 応用編③】復習に[付箋]と[問題セット]を活用しよう!
【FAQ】付箋の名前を変更する方法を知りたいです。

復習の際に、ぜひ活用してみてください!

 

臨床では?

臨床の現場では、咬合器装着を歯科医師がみずから行うこともありますが、歯型(石膏模型)とバイトを技工所に送り、歯科技工士に依頼することもあります。
とはいえ、技工士任せにするのではなく、歯科医師自身が咬合器の原理や顆路の調節法、咬合器装着の意味などを理解しているかどうかで、最終的な補綴物の精度や適合に大きな差が生じます
チーム医療の時代だからこそ、「すべて任せる」のではなく「理解したうえで依頼する」姿勢が求められます。
また、チェックバイトの採得自体は保険診療の範囲内で行えますが、保険診療、自費診療にかかわらず補綴物の質に影響します。とくに自費診療ではより高い精度や専門性が求められるため、日頃から正確な知識と技術を積み重ねておくことが重要です。

 

この器材が出てくる処置

咬合器装着

 

関連する器材

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ゴシックアーチ

スプリットキャスト

 

科目

冠橋義歯学

有床義歯学

 

参考・出典

NewText2026⑤補綴』の「補綴総論」Chapter03-05咬合器の分類、06咬合器の操作「全部床義歯学」Chapter03-10顆路調節「部分床義歯学」Chapter10-01咬合器装着、顆路調節で詳しく解説しています。

 

 

 

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