歯科器材オールガイド
今回はインジケーターについて解説!
何に使う?
口内法撮影補助具はインジケーターともいい、口内法撮影時に使用する器具です。
検出器(フィルムなど)を保持部に取り付け、咬合部で患者に嚙んでもらい撮影位置を固定します。ガイドリングにコーン先端を合わせることで平行法に近い位置づけで撮影できます。
国試ではどう問われている?
117C2
口内法エックス線撮影の補助具の写真を別に示す。
使用目的はどれか。1つ選べ。
a 線量の調整
b 頭部の固定
c 検出器の保持
d 散乱線の除去
e 画像コントラストの向上
答え C
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・【実践 for iPad 使い方講座 応用編③】復習に[付箋]と[問題セット]を活用しよう!
・【FAQ】付箋の名前を変更する方法を知りたいです。
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臨床では?
インジケーターは撮影部位によって形状が異なります。各メーカーにもよりますが、一般的には、右上・左下用、前歯部用、左上・右下用の3種類に分けられます。
顎模型による使用時の再現です。
インジケーターを使用することで位置決めでの失敗が減り、再撮影による不要な被曝を避けることができます。
注意事項として、大きく口を開く必要があるため、開口障害がある患者などには使用できません。
インジケーターで保持する検出器はデンタルエックス線撮影用のフィルムを用いることが多いですが、近年はデジタルエックス線撮影が増えてきたため、CCDセンサーなどをインジケーターに取り付けるキットも市販されています。
科目
●歯科放射線学
参考・出典
『NewText2026①必修』Chapter09-カ 画像検査で詳しく解説しています。