【暗記チェック!!】画像で確認!矯正装置③【第10問ー第13問】

国試対策

矯正装置クイズの最終回です!

 

【第10問】

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【第10問】解答

これは「アクチバトール」です!

【構造】
レジン床
誘導線:上顎唇側誘導線(上顎前歯を舌側傾斜させる)、下顎唇側誘導線(下顎前歯の唇側傾斜を防止する)、顎間誘導線(下顎前歯を舌側傾斜させる)があります

アクチバトールは下顎劣成長に用いるⅡ級用アクチバトール機能性下顎前突に用いるⅢ級用アクチバトールがあります。写真はⅡ級用アクチバトールです。
Ⅱ級用アクチバトールは上下顎に唇側誘導線があります。下顎唇側誘導線がない場合もあります。
Ⅲ級用アクチバトールは顎間誘導線があります。下顎が構成咬合位という顎位(後述)から前方へと移動する力が顎間誘導線によって下顎前歯の唇面に伝わり、下顎前歯は舌側傾斜します。
構成咬合位とはおもに機能的矯正装置が矯正力を発揮するための顎位であり、咬合高径を挙上し、下顎を誘導して採得します。

・Ⅱ級用アクチバトールの構成咬合位
 下顎を前方に誘導して第一大臼歯がⅠ級近くになるところで、上下顎前歯は1〜2mm、臼歯間は3〜4mm 開けた状態
・Ⅲ級用アクチバトールの構成咬合
 切端位まで下顎を後方に誘導し、上下顎前歯で1〜2mm開けた状態

【適応】
下顎劣成長(Ⅱ級用アクチバトール)
機能性下顎前突(Ⅲ級用アクチバトール)

 

 

 

 

【第11問】

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【第11問】解答

これは「バイオネーター」です!

【構造】
レジン床:構成咬合位で製作します
唇側線:上顎前歯を舌側傾斜させます
舌側線:上顎前歯の挺出を防止します
パラタルアーチ:舌背を刺激することで舌と下顎を前方へ誘導します

【適応】
下顎劣成長

バイオネーターとアクチバトールは一見似ていますが、バイオネーターは口蓋部のレジンがありません。口蓋部のレジンがないため、上顎前歯を唇側傾斜はできません。また、唇側線は上顎のみにつけ、下顎にはつけません。

 

 

 

 

【第12問】

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【第12問】解答

これは「Fränkel装置」です!

【構造】
バッカルシールド:頰筋の機能圧を排除します
ラビアルパッド:下口唇やオトガイ筋の機能圧を排除します
リンガルシールド:下顎を構成咬合位で安定させます
ワイヤー

【適応】
頰筋圧や口唇圧による狭窄歯列弓

 

 

 

 

【第13問】

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【第13問】解答

これは「リップバンパー」です!

【構造】
バンパー:下口唇の機能圧を排除します。また、口唇圧を利用して大臼歯の遠心移動や近心移動を防止します
唇側線
維持部

【適応】
口唇圧による下顎前歯舌側傾斜
咬唇癖
加強固定

 

 

 

第1回第2回とあわせて、ここまで13の矯正装置について確認してきました。

他の矯正装置についても、教科書などで画像を確認しながら整理しておきましょう。

 

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