【117回合格!公開模試で実力Up!】弱点克服の優先順位どう判断する?

国試対策

国試までの期間、どう学習するかで成績はいくらでも変化します。模試で実力Up!シリーズでは模試を活用し、実力を最大限伸ばすポイントをお伝えします。

 

成績表をみて弱点克服!でもその前に

成績表をみて正答率の低い科目を復習する、これは受験生なら誰でも必ずやらなければいけないことですよね。実はそのときに必ず注意していただきたいポイントがあります。

それは

弱点の対策は、国試の出題割合で優先順位を判断しよう!

です。

 

弱点対策の優先順位の考え方

成績表で苦手科目を判断するときに、よく使われるのがレーダーチャートです。


このレーダーチャートでは、部分床義歯学と口腔外科学で平均正答率を下回っています。対策をする場合、どちらから手を付けたらいいでしょうか。
たとえば、以前から強い苦手意識があるので部分床義歯学から着手する、これはあっているでしょうか?

実はこの場合口腔外科学からはじめるのが正解!です。
なぜなら国家試験での出題割合は口腔外科学の方が圧倒的に高く、まずこちらに時間をかけたほうが成果が出やすいからです。部分床義歯学はその次に取り組む課題になります。

国家試験までの残り時間が少ないことや、想定よりも学習に時間がかかる可能性も考えると、国家試験の出題割合で優先順位を決めるのが合格に直結した弱点対策になります

なお116回での出題割合は以下の表のとおりでした。優先順位を決める参考にしてください。

※必修は除く。科目は過去問題集『実践』に準拠

 

バランス感も大切なポイント

今回、アドバイスとしてもう1点お伝えしておきたいのは弱点対策は必要だがそれに重点をおきすぎるのは禁物ということです。

あくまで全体をバランスよく学習するのを前提に重点的に弱点科目をやるというイメージで学習していきましょう。
たとえば、補綴強化と称して2週間まるまる補綴しか勉強しないなどは避けてください
バランスを崩した学習をした結果、思い通りの成績にならないというのは、ときどきみられるケースです。

 

残り時間の使い方で合否は決まる

今回の内容は、苦手科目は出題数の多いものから対策しよう、というある意味当たり前のことです。にもかかわらず取り上げたのは、例年優先順位を間違えて学習が迷走してしまう方がいるからです。

国家試験まで残り70日程度。ここからは残り時間をどのくらい有効に使えたのかどうかが勝負です。

ぜひ、出題割合で優先順位を決める!をバランスよく実践してみてください。

デンスタTOP

会員ログインについて

「お気に入り記事」は会員専用の機能です。
ご利用の場合は、ログインまたは新規会員登録をしてください。