国試までの期間、どう学習するかで成績は大きく変わります。
模試で実力Up!シリーズでは模試を活用し、実力を最大限伸ばすポイントをお伝えします。
「まぐれ当たり問題」を探そう!
模試を活かして成績を伸ばしたい方に、知ってほしいことがあります。
それは
まぐれ当たりで正解した問題は、実力の「のびしろ」である。
ということです。
まぐれ当たりの問題とは、「たまたま正解したが、その理由についてはわかっていない問題」といいかえることができます。
たとえば選択肢を最後の2つまで絞り込んで「こっちかな?」で正解した問題はありませんか?
あったら、それがまぐれ当たりの問題です。のびしろである理由を2つ確認しておきましょう。
まぐれ当たりの問題では、実力で正解肢を絞りきれていません。その原因は詳細な知識が不足・未整理のためと考えられます。
今のうちに対策を行い、国試本番で確実に得点できる問題にしてしまいましょう!
まぐれ当たり問題では、関連するテーマや知識についても不足していることも多いです。
どこが未完成の知識なのかわかったのであれば、周辺知識も含めて復習し、本番で類似問題が出題されたときにも得点できるようにしておきましょう!
以上のポイントをおさえたら、さっそく「まぐれ当たり問題」に取り組んでいきましょう!
1問の復習から数問分の効果を引き出そう
公開模試第2回A22を例に、復習のコツをみていきましょう。

本問の場合であればこんな復習の流れが想定されます。
①篩骨はどのあたりにあり、周囲にはどんな骨が接しているのか確認する
周囲の骨の位置関係など本問の出題テーマの知識を確認しましょう。
②その他の頭蓋を構成する骨のすべてを再度確認する
頭蓋は15種23個の骨で構成されています。
それぞれの骨の位置関係や、それぞれ無対性なのか有対性なのかなどを確認します。
③おもな筋の付着も確認する
咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋といった咀嚼筋をはじめ、舌骨上筋群、胸鎖乳突筋など、頻出の筋がどの骨のどのあたりに付着しているのかも確認します。
④おもな骨の孔も確認する
骨には神経や血管が通過する孔や裂、神経管があります。それぞれの骨について孔や裂、通過している神経、血管を確認できたらかなりパーフェクトです。
本問の✕肢「b 後頭骨」は、たとえば頭蓋底の軟骨結合(歯科矯正学で頻出)からのあやふやな連想で解答すると誤答してしまいます。以上のような復習をしっかり行っておけばこのようなケアレスミスはなくなりますし、また、頭蓋の解剖関連の主要な問題はクリアすることができるでしょう。
まぐれ当たり問題があったら、ぜひ出題された知識のほかに関連するひと回り外側の知識を含めて、今一度整理してみてください。
この一手間が必ず国試では役に立ちます!
問題点に向き合えれば、実力は向上する
公開模試は自分の実力を客観的にはかると同時に、自分の弱点を発見する機会でもあります。
つまり、ここで自分の問題点を逃さずに向き合うことができれば、実力もそれに応えて向上していくはずです。
まぐれ当たり問題に取り組むことで、未完成の部分を一つひとつ完成させ、確実に成績をアップさせていきましょう!
