今回は歯科器具を画像とあわせて確認していきましょう!
さっそく7問解いてみましょう!
【第1問】トッフルマイヤー型リテーナーとマトリックスバンドを使って上顎右側第一大臼歯の2級窩洞の直接修復をします。
バンドのループを出す位置(1 or 2 or 3)とマトリックスバンドをリテーナーに固定するときに回すネジ(ア or イ)はどれでしょうか?
(114A88より)
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【第1問】解答 バンドのループを出す位置:1
マトリックスバンドをリテーナーに固定するときに回すネジ:イ
【第2問】 矢印で示す部分は先端から何mmでしょうか?
(108A105より)
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【第2問】解答 5.5mm
写真はCPIプローブです。
目盛りを下の図で確認しておきましょう。
【第3問】 写真の器具のレーザーの波長はいくつでしょうか?
(109B25より)
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【第3問】解答 655nm
写真の器具はレーザー齲蝕診断装置(レーザー蛍光強度測定)です。レーザー齲蝕診断装置としてはDIAGNOdent® が有名で、レーザー光を照射して反射してくる蛍光強度の差を利用することにより齲蝕を検出します。
【第4問】 下顎に設置した描記板上にゴシックアーチを描記しました。左右どちらの下顎頭が運動制限を受けているでしょうか?
(116A61より)
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【第4問】解答 右側
左側運動経路が右側運動経路よりも短く描記されています。側方運動の主体となるのは平衡側の下顎頭であるため、右側の下顎頭が運動制限を受けているとわかります。
【第5問】Gordonのプライヤーはア〜オのうちどれでしょうか?
(114D27より)
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【第5問】解答 イ
アはYoungのプライヤー
ウはバンドリムーバー
エはHoweのプライヤー
オは咬合面調整(調節)鉗子です!
【第6問】上顎第一大臼歯近心面のSRPを行うときに用いるグレーシー型スケーラーは写真のア〜オのうちどれでしょうか?
(115C65より)
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【第6問】解答 イ
アは#13/14で、大臼歯部遠心面用です。
イは#11/12で、大臼歯部近心面用です。
#13/14は#11/12よりも彎曲が大きいです。
ウは#7/8で、臼歯部の頰舌面用です。
エは#5/6で、前歯部あるいは小臼歯用です。
オは#1/2で、前歯部用です。
#1/2、#3/4、#5/6、#7/8、#9/10についても数字が大きくなるにつれて彎曲も大きくなります。
【第7問】アルコン型の咬合器は写真A、Bどちらでしょうか?
(112C36より)
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【第7問】解答 A
アルコン型は顆頭球が下弓にあり、生体と同じ位置関係です。生体と同じように、矢状顆路傾斜角は開口しても変化しません。
コンダイラー型は顆頭球が上弓にあり、生体とは逆の位置関係です。矢状顆路傾斜角は開口に伴って変化します。
また、顆頭球が上か下か覚えにくいというときは、
アル「コン」は下!
「コン」ダイラーは上!
と覚えてみるのも良いかもしれません。
いかがでしたか?過去に国家試験で出題された問題を少し視点を変えて出題しました。
過去問から学んだものを確かな知識にして本番に臨みましょう!