国試までの期間、どう学習するかで成績は大きく変わります。
【118回合格!公開模試で実力Up!】シリーズでは模試を活用し、実力を最大限伸ばすポイントをお伝えします。
まず、復習!「赤文字の問題」
皆さんの手元に公開模試の成績表が戻ってきたときに、まずやっていただきたいことがあります。
それは、
正答率が赤文字の問題を徹底的に復習する
です。
赤文字は正答率80%以上で、誤答した問題を示しています。
では、なぜ「正答率80%以上の問題」が大切なのか、ポイントを2つ確認しておきましょう。
麻布デンタルアカデミーの国試採点サービスのデータによれば、一般・臨実問題では正答率80%以上の問題を確実に得点することで、合格ラインの7割程度まで到達します。つまり正答率80%以上の問題をしっかり固めることが、合格のベースとなります。
歯科医師であれば誰でも知っている知識を丸暗記ではなく自分の言葉で身につけておくと、応用問題などにも対応しやすくなります。
ということで、まずは「赤文字の問題」にしっかり取り組んでいきましょう!
復習には鉄則があります
さて、赤文字の問題を復習するときのポイントです。
鉄則1:間違えた原因をはっきりさせる
ケアレスミスなのか、知識不足なのか、その場合どんな知識が不足していたのかなど、原因をしっかり確認しましょう。
注意して復習したいポイント、課題がはっきりします。
鉄則2:普段使っているインプットの教材に戻って確認する
知識不足が原因の場合、基本から抜け落ちている可能性が高いです。
ひと手間かかりますが、解説書だけではなく、普段使っている参考書やプリントなどに戻り関連知識を確認しましょう。
このひと手間が記憶の残り方を左右します。
問題を解き直したとき、解答の理由を自分なりの言葉で説明できるレベルまでもっていってください。
鉄則3:赤文字の問題を全部やり切る!が最優先
復習の最中に気になること、知らないことがどんどん出てくると思います。
しかし、赤文字の問題すべてをやり終えることが最優先です!
ひとつ一つ完成させてから、次に進むということが学習には重要です。
途中で気になることに手を付け始めると中途半端な復習となり、実力が伸びていきません。
まず目標は「平均点以上」
合格のためにまず目指すべきは、他の受験生と対等に勝負できるクオリティーです。
国試の合格率は50%を下回ることは考えられないので、まず平均点以上を確実に掴むことが最低限の安心材料となります。
そういう意味で、まずは他の受験生が正解した問題を確実に得点できるようになることが重要です。
赤文字問題の克服はその第一歩。まずはここから始めてください!
赤文字の次はこれを復習しよう!
赤文字の問題の復習が終わったら、次に「正答率60〜80%の誤答した問題」に注力するのがオススメです。
平均点以上を確実に掴むために次に攻略したいポイントです。
また、ぜひ成績表の「易問正答率」の赤枠の部分(60〜80%)をチェックしてみてください。
ここの正解率が80%以上を超えてきたら、合格に向けてかなり仕上がってきている証拠となります。