で、過去問っていつからやるの? 先輩たちへのアンケートからみる「過去問を解き始める時期」 その理由も!

国試対策

国試対策に必須の「過去問」ですが、皆さんいつから始めましたか?

もしかすると過去問集を購入したものの手つかずの人、あまり進んでいない人もいるかもしれません。
一方で、テスト対策やCBT対策と並行して早くから始めた人、予定どおり始めて順調な人、
そして、そんなまわりを見てあせっている人もいるでしょうか。

今回は、アンケート結果から先輩たちはいつ過去問を解き始めたのか
また本当にベストなタイミングはいつかについて探っていきます。

これから国試対策に向かう人は必見!
もう解き始めている人も、自分が始めたタイミングはどうだったのか、みていきましょう。

 

先輩たちが「過去問を解き始めた時期」は?

過去問を解き始めた時期は?」というアンケートでは、もっとも多かったのは、私立大学の学生は「5年4〜8月(33.1%)」国公立大学の学生は「6年4〜8月(35.4%)」という結果でした。

全体的に私立大学のほうが取り組みが早く、7割以上の学生が5年生までに解き始めており、2割近くは4年生までに始めています
国公立大学の学生では、もっとも多いのは「6年4〜8月」ですが、4割の学生はすでに5年生までに解き始めているという結果でした。

私立大学では、学校の方針で過去問集の購入が早めだったり、進級試験やテストが過去問と関連して実施される場合もあり、早めのスタートにつながっているようです。
一方で国立大学では、臨床実習のピークをすぎてから着手する人も多く、6年生になって始める人も多いという傾向があるようです。

では、このアンケート結果が過去問を解き始めるベストタイミングなのでしょうか?

 

過去問を解き始めるベストな時期は?

一緒に回答してもらった、「解き始めたらよかったと思う時期は?」というアンケートの結果を見てみましょう。

グラフがぐぐッと右に移動しているのがわかります。

私立大学では、4年生までという回答が増え、トータルで5年生の8月までという回答が増えています。また、国公立大学では5年生という回答が大きく増えました

アンケートのフリーコメントでも、もう少し早く始めればよかった」「早めに解くことが大事」という声が多く、「CBT対策と並行して解くとよい」「6年は卒試対策もあり過去問ばかり解けない」「模試のときにある程度解いているほうがよい」というコメントがありました
臨床実習やテストなど思ったよりも忙しく、予定どおりこなしていくのが難しかったと感じた人が多いようです。
また気持ちのうえでも、ただでさえ不安な直前期にはぎりぎりの進行にならないようにしたいというのもあるでしょう。

過去問は、CBT対策や大学の授業とあわせて効率よく進めたり、テストや模試を意識して進めていくのがポイントとなります。

これらのことからベストな時期を考えると、「5年生の夏まで、できれば4年生までに解き始める。国立大学の学生でも5年生までにスタートするのがよい」といえるでしょう。

 

過去問への取り組み方

早く解き始めると忘れてしまうかも、もしくはもっと短い期間で解けるのでは、と考える人もいるかもしれません。しかし、過去問のスタートに「早すぎる」ということはありません
それは、過去問への取り組みは、以下の2点が大事だからです。

 

ポイント 1 ▶ 1回めは「解く」より「知識を身に付ける」!

過去問を解く際には、1回めは単に解いて◯か✕かを判定していくのではなく、選択肢一つひとつを見て、周辺知識をしっかりつけていくことが大事です。
正解だったとしても、他の選択肢を正しい理解で「違う」と判断できているか、解答に至るまでの思考過程が正しかったか、ていねいに見ていきましょう。

国試では、例年、
過去問から一歩踏み込んだ類題
過去問の✕選択肢からの出題  がみられます。

これらの問題への対応力を効率よく身に付けるには、ここが分かれ道。
国試合格には過去の問題そのものでなく、プラスαの問題にも解答する力が求められるので、大事なのはその問題に解答できるかだけではないのです。
当然、ある程度時間がかかりますが、じっくり取り組むことが大事です。

 

ポイント 2 ▶ 大事な問題を「繰り返し解く

そして、もう1つの大事なポイントは繰り返し解く」ということ。当たり前ですが、理解したあとは、定着させること、その確認が大事です。間違った問題見直したい問題正答率が高く落とせない問題などについて、演習を繰り返していきましょう
もちろん、この繰り返しのときも、各選択肢について正誤の理由をきちんと考えながら解答していくことが大事です。
早く過去問に着手していれば、この時間もしっかりとれます

国試対策の後半戦は、実習に加えて、マッチング、卒試対策もあります。「実践」のアプリを使えば必要な問題を簡単にピックアップしてシャッフルすることもできるので、忙しい合間でも効率よく仕上げることができます。

 

過去問は、ポイントを押さえて、早くから解き始めることが大事です。
先輩たちへのアンケートからは、「5年生の夏まで、できれば4年生までに解き始める。国立大学の学生でも5年生までにスタートするのがよい」というのがわかります。

5年生はこの夏が勝負! 6年生も対策本番から追い込みの時期です。
今年も暑い夏になりそうですが、皆さんがよいかたちで過去問に取り組めるよう、応援しています!

 

 

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